静月会

 静月会は18代家元のもとに創立された大和遠州流茶道および静月流煎茶道の会です。本部を札幌の静月会館におき、全国の10支部で活動しています。

 年間の主な行事は、初釜、春の茶会、野点、秋の茶会、免許式、釜上げ、講習会などです。

 静月会では2010年6月に、18代家元が耕しタネを蒔いた地である留萌支部の100周年の記念行事を、全国の会員を迎えて盛大に催しました。また、同年9月には空知支部20周年、2011年4月には東京支部60周年、同年10月には栃木支部50周年、2012年6月には札幌支部80周年、同年9月には守谷支部10周年、2014年11月には名古屋支部30周年の記念行事を、恙なく終えたところです。

 静月会の存在と活動は、お茶の世界では決して大規模でも派手でもなく、その事がこのホーム・ページにも反映されていますが、和と互助と精進の気風はどこにも劣るものではないと自負しています。また各支部の組織の他に後援会もあり、お茶を学び指導する会員以外の方々も様々な催しに参加して下さっています。

 静月会の各支部が、それぞれの地域の文化に貢献できる組織でありたいと願っています。

行事報告 本部より

家元継承式典・祝賀会・記念茶会

 去る2013(平成25)年6月22日、札幌市内のホテル・ライフォート札幌において、北海道副知事 山谷吉宏様、道教育庁生涯学習推進局長 山田寿雄様、札幌副市長 秋元克広様をはじめとするご来賓の方々と、全国各地の正教授以上の資格を有する支部員ら三百有余名が見守る中、大和遠州流茶道20代・静月流煎茶道3代家元から大和遠州流茶道21代・静月流煎茶道4代家元への家元継承記念行事が執り行われました。
 祝言謡「四海波」での新旧家元お二人の入場、石黒直文実行委員会会長の開会挨拶に始まり、晴れやかな雰囲気のなか、家元継承譲渡状が前家元から新家元の手に授与されました。
 新家元となった蓼沼一望宗匠朗読の「遠州公書捨文」が心に染み入りました。
 水を打ったような静寂とともに、厳かに献茶点前が進み、流祖遠州公ならびに歴代家元に抹茶と煎茶が献呈されました。
 ご来賓の方々よりお心のこもったご祝辞を賜り、最後に新家元が当流益々の隆盛と結束を熱い信念で進めるとのご決意を述べられ、無事に家元継承式典を終えることができました。
 続いて出席者全員の記念撮影を終え、いよいよ祝賀会へと移りました。
 厳粛な式典とはうって変わった和やかな空気は、新家元の醸し出す雰囲気をそのまま表しているようで、北海道特産の料理を食し祝杯を交わしつつ、家元継承の佳事を参加者全員で慶び合いました。
 熱気も冷めぬ翌23日は、同ホテルにて大福茶・薄茶・煎茶の三席に分かれて、家元ゆかりのお道具を用い、本部講習も兼ねた記念茶会が催されました。
 茶席の席監と点前・水屋方は、道内および全国各支部からの選抜者が交代で心を込めて務め、大勢の会員に振る舞われました。
 大福茶席には、20代家元の筆による「至誠生百福」の軸が掛けられ、会員一同大福茶を頂いたのち21代家元が納められ、「お茶の道を誠実に歩もう」との心を一つにしました。

 薄茶席では、当流独自の静月棚立礼点前にて、家元所蔵のお茶碗で薄茶を頂きました。

 煎茶席の床には、静月流初代家元 紫英宗匠の描かれた「十六おかめ」が掛けられ、静月流4代家元お好みの玉露「望渓」を皆で味わいました。